絶対シネマ(映画)感!

TV映画製作者のマスコミ試写レビュー ★キヨフィル★ シネマの虎

「七人の侍」を見ていても・見ていなくても「マグニフィセント・セブン」はどうなのか?

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黒澤明七人の侍」「荒野の七人」を下敷きにした、

また新たな作品だ。その物語を僕は何度も、何度も見ているが、

結論から言うと劇を見ている間、ハラハラ・ドキドキ・バンバン人が殺され、

死んでいく壮絶な話だが、映画としての王道の面白さで大満足となる映画だった。

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 「七人の侍」は、自分の20・30代にわたって何度も見た。

橋本忍黒澤明小国英雄による共同脚本(といってもほとんど橋本忍作品だが)

も何度も読んだ、スペクタクル・ストーリー展開のお手本である。

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だから「マグニフィセント・セブン」もデイゼル・ワシントンが志村喬で、

誰が宮口精二か、加東大介か。三船敏郎はどれなのか、

わかって見ることになるのだが、これが全く予想がつかないくらい

飽きさせずにストーリーは展開する。

もしかすると直前に黒澤「七人」を見て挑んでも大丈夫かもしれない。

 

もちろん「七人の侍」を知らなくても、全く問題はない。

いや未見であればもっとハラハラするだろうし、

「マグニフィセント」後に改めて「七人」を見れば、

この作品構造の超越的な凄さに気づくことだろう。

エンターテインメントとは、見せる術とは、楽しみながら体験できる。

それでも結構、エネルギーを消費します。ストーリーを知っていてもね。

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今年初めて見たマスコミ試写(2017年1月10日 ソニー・ピクチャーズ試写室)。

 

トレーニング デイ』『イコライザー』のアントワーン・フークア監督と

アカデミー賞受賞俳優デンゼル・ワシントンが3度目のタッグを組んだ!

6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホーク

ジュラシック・ワールド』のクリス・プラット

REDリターンズ』のイ・ビョンホンなどの

豪華キャストで偉大なる男たちの熱き生き様を描いた男が惚れる

ド派手なアクション超大作!

 

1月27日〜公開中(絶シネ度★★★)